パニエ、美学 (2022)
for violin
Duration: 3min.
composed for the project mumyo 'Gothic and Lolita'
premiered by Tatsuki Narita
created in Tokyo, Dec.11.2022
クラシック音楽の技法のひとつ、対位法の完成形である「フーガ」。この楽曲ではそのような権威あるJ.S.バッハのフーガ(J.S. Bach - Sonara for violin solo No. 3 in C major, BWV1005 Fuga)を分解し、コピーペーストして装飾することで構造を放棄させた。タイトルに含まれる「パニエ」は、ルイ王朝時代に起源を持つ、ドレスやスカートを膨らませるための下着である。この西洋由来の装いは、固定的な目線から見たステレオタイプな少女像に抗うロリータファッションとして取り入れられ、1970年代以降日本の原宿から独自な形で展開していった。